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ポータルプロ

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ポータルプロ[1]は、個人勢AVTuberのグループである。略称はポプロ。2018年6月16日設立[2]えもえちプロダクションを運営する株式会社Flyと並び、AVTuber黎明期から続く存在である。

概要[edit | edit source]

「創作バーチャルタレント事務所」として「Vの姿を持ちたいなーという皆さんの手助けをする、個人勢相互協力のゆるい繋がり」を目的に活動している[3]。一見すると法人組織のような名称だが、ピンキーweb氏が主宰・運営する任意団体である。

「持ち味を活かそう」「好きなことに力を入れよう」「苦手なことは助けを求めよう」との方向性を掲げている[4]

活動内容、頻度、所属のかけもち、所属の公表は全て自由であり、活動ノルマはなく、統一的な活動方針もない。どのように活動していくかも含めて所属メンバーの自発的な意思に委ねられており、「それぞれが得意なことをすればよい[5]」との見解が示されている。また、「各人が好きなことをするスタイルなのでポータルプロに入ったから何かエロコンテンツを出さないといけないとかはありません[6]」とあり、R18活動すら必須ではない。その上で、メンバーへの案件紹介や技術サポート、継続収益分配[7]が行われている。

このようにメンバーの活動形態は様々であり、SNSアカウントを持たずにピンキーweb氏との実演配信のみで活動するメンバー[8]や、活動が数ヶ月途絶えていた後にフラッと復帰するメンバー[9]もいる。なお活動ノルマが無いことの裏返しとして、明確に引退等の告知が無い限り、長期間活動実績が無いだけでは引退等の扱いは受けない(「活動の頻度が低いだけ」として扱われる)[10]

メンバーの活動プラットフォームも統一はされていないが、日常的なつぶやきはX、ゲーム配信やショート動画投稿などはYouTube、R18配信はwithny、R18動画投稿などはFantiaが使われることが比較的多い(2024年現在)。なお、Fantiaなどのファンクラブ会員向け限定情報の告知などにDiscordが使われることもある[11]

かつては各メンバー間の交流がファンの目に見える形で行われることは少なかったが、2023年1月からは概ね月1回のペースでポータルプロオンライン飲み会が開催されるようになり、メンバー同士の会話をファンが楽しめるようになっている[12]

また、2024年半ば頃からはメンバーが集まってのVR配信なども行われるようになり、下記リンク先のようにリスナー参加型の企画も行われている。


2024年8月3日配信 【ポータルプロ】Vketパラリアル大阪レイド【リスナー参加型】

所属メンバーの多くは、BOOTH等で販売されている既成のVRChat用3DアバターをベースにVRM化・カスタマイズしたものを使用しており、ほぼ全員がパーフェクトシンクを独自に実装している[13](実演系配信では更にフルトラッキングも加わる)ことが特徴。これらのアバター関連作業は、3Dアバタースタイリスト・VTuberのシドウミツキが外部協力者という形で主に請け負っている他、事務乃あんずねこのそまりのようにVRoidでアバター・衣装を自作する例や、2024年からはVRChatChilloutVRwithnyFestaなどのメタバースに進出するために自ら改変技術を身に付けるメンバーも現れている。

所属メンバー以外への支援も行われており、天水ライラ神凪ルナの音声作品がポータルプロ名義で販売されている[14]

2024年5月には、ピンキーweb氏、事務乃あんず雅乃つむぎが運営に関与する男性VTuberグループ「ダメリーノプロダクション」が設立された。ただしポータルプロとの組織上の繋がりはない。

2024年8月25日、withny Festa公式企画「【Vtuberコラボ祭り】性学王(せいがくおう) 決勝戦」に雅乃つむぎまなつ。が出場し、雅乃つむぎが優勝、まなつ。が準優勝

2024年9月3日、Fantiaデリーランキング(VTuber・投稿・お気に入り数・一般のみ)で事務乃あんずあまぎまやあやのあやまなつ。の各投稿が1~9位になり、上位をほぼ独占した。

2024年12月29日、ポータルプロ主催としては初のリアイベポプロ飲み会出張版!が開催された[15][16]。これを皮切りに、あやのあやまなつ。もリアイベを開催している。

所属者[edit | edit source]

活動準備中や更新が止まっているメンバーを含む。

過去の所属者

運営

沿革[edit | edit source]

2018年5月にピンキーweb氏が「エッチいことができてみんながそいういう[17]使い方をしても平和的な」「架空のバーチャルユーチューバー事務所に所属する架空のバーチャルユーチューバーを作りたい」と思い立ったことに端を発する[18]。当時はVTuberという存在が急拡大していた時期であり、この新しいオタク文化をエロ方面でどう扱うかの試行錯誤の中で浮かんだ構想だった。

2018年6月16日には架空のVタレント事務所「ポータルプロダクション」に所属する架空のVタレント「つむぎ」の設定資料をTwitterに投稿[19]。確認できる限り、これが最も古いポータルプロの公表情報であり、この日がポータルプロの設立日とされている。なおこの設定の中でポータルプロは、「色々な次元や世界を行き来してスカウト活動とVタレント育成 クライアントへの営業と派遣を頑張っている事務所」と説明されている[20]

2019年4月に、上記構想・設定に基づいた「架空のバーチャルユーチューバー事務所」としてのポータルプロが、「架空のバーチャルユーチューバー」としてつむぎ(2024年現在所属している雅乃つむぎとは別存在。DLsite等で3Dアバターが販売中)が実際に登場し、同年4月19日につむぎは配信を行いながらピンキーweb氏とのセックス実演を行った。VTuberが実際に性行為を行いながら配信したことが明らかな[21]、確認できる範囲では世界初の事例であり、現在も続く「アダルトコンテンツを配信するVTuber」という意味でのAVTuberの歴史はここから始まった。

当初は「一回だけエロい配信をしてみたいという人が、誰でも一回だけつむぎちゃんになれればいいなと思っています。誰でも、バーチャルの人でもかぶられる仮面になれるのがつむぎちゃんです。[22]」とあるように、つむぎというひとつのアバターを希望者が交代で使う構想があり、2024年現在のAVTuberとは大きく違った活動が想定されていた。当時はポータルプロ以外にAVTuberグループが存在しないAVTuber黎明期であり、つむぎの活動もAVTuberという存在や可能性を模索する実験的な要素を多分に含んでいたとも言える。結局この構想が実現することはなく[23]、2019年末から2020年にかけてなたでこころ桃山ねるゆらがわもふぃがデビューしたことにより、「中の人」1人につき1つのアバターが存在する、他でも一般的な活動形態がポータルプロにおいても定着していく。

2023年前半頃までは、メンバーのR18活動のうち特にライブ配信についてはピンキーweb氏とのセックス実演配信が大半を占めており、それがポータルプロ全体のR18活動の特徴と捉えられていた面がある[24]。しかし前述の通り、グループ本来の方針としては対象年齢も含めて活動内容を制限するようなことは一切なく、2023年後半以降はオナニー配信などの単独でR18ライブ配信を行う例が人数・回数ともに大幅に増加し[25]、この捉え方も過去のものとなっている。2025年現在では、多くの所属メンバーが 主にwithnyでR18ライブ配信を行っており[26]まなつ。月曜からおもらしような毎週定例配信も行われている。

関連項目[edit | edit source]

公式アカウント[edit | edit source]

ポータルプロ / ピンキーweb 各種公式アカウント一覧
Discord ポータルプロの公式ディスコード pinkywebのdiscord
X(Twitter) ポータルプロ ピンキーweb
ピンキー@運営系Vtuber
YouTube portalpro【ポータルプロ】 ピンキーweb
ピンキーwebの作業配信
withny ポータルプロ ピンキーweb
RPLAY ポータルプロ pinkyweb
FC2 - ピンキーweb
Fantia ポータルプロファンクラブ[27] ピンキーの部屋[28]
myfans - ピンキーweb
DL.Getchu.com ポータルプロ ピンキーweb
Gyutto.com ポータルプロ ピンキーweb
FANZA ポータルプロ ピンキーweb
DLsite ポータルプロ ピンキーweb
メロンブックス - ピンキーweb

元々はピンキーweb氏個人の構想から始まったという経緯から、ポータルプロとしての作品販売等はポータルプロアカウントおよびピンキーweb(サークル「ピンキーweb」)アカウントの双方で行われている[29]

注釈[edit | edit source]

  1. ロゴ画像内の英語表記など、「ポータルプロダクション」の名称を使用している箇所もある。
  2. 最初の構想が公表された2018年5月、つむぎのTwitter初投稿と初配信が行われた2019年4月を活動開始とみなす考えもあったが、初めてポータルプロの名称が公表されたこの日を設立日とすると、ピンキーweb氏の見解が公式Discordサーバーにて示されている。
  3. Fantia:ポータルプロアカウントより
  4. 2024年7月29日のポスト
  5. 2024年6月3日のポスト
  6. 2024年2月27日のポスト
  7. 各プラットフォーム売上のメンバーへの収益分配については、ピンキーwebチャンネルから販売されている分は収益の半分がメンバー本人へ、半分が撮影経費や本人達へ渡す機材の経費に分配され[1]、各メンバー個人チャンネルの収益は100%本人に直接入る[2]、と案内されている。また、「SNS活動や投稿活動を終了したかたでも、売上がある限り分配は続いていきます[3]」とのこと。
  8. 星乃千雪など
  9. 桃山ねるあたかもたまこ天海やえなど。なお、一時的に活動休止していた小鳥遊まりな、活動休止となった夜月あげはを除き、活動終息に類することがメンバー本人などから言明されることはほとんどない。
  10. 例えばTwitterアカウント開設のみで2年以上活動実績がない江口るせも現役メンバーとして案内されている。
  11. Discordはメンバー間の業務連絡などにも使われている。
  12. YouTube再生リスト:ポータルプロオンライン飲み会
  13. パーフェクトシンクの導入は2021年1月20日の清水ゆかりの実演配信から。R18配信へのパーフェクトシンクの活用は(ピンキーweb氏の観測範囲では)世界初とされていれる。
  14. 【実演】一発撮りの乳首イキローターオナニーです【天水ライラ】 【実演】神凪ルナです 初めての音声作品ですー!!【一発撮り】
  15. https://bar-chillhouse.com/2024/12/29/1969/
  16. https://x.com/ayanonaka0515/status/1870037718174183725
  17. 原文ママ
  18. つむぎちゃん1枠目+コスプレ実写
  19. 架空のVタレント事務所「ポータルプロダクション」に所属する架空のVタレント「つむぎ」です
  20. この点についてピンキーweb氏は「この頃から『いろんな次元や世界を行き来できる存在』というコンセプトなので、大筋は変わっていないですね」とコメントしている。[4]
  21. つむぎちゃん1枠目+コスプレ実写つむぎちゃん2枠目+コスプレ実写で確認できる。
  22. お約束のバランスを取るための片側
  23. ただし、なたでこころのアバターがつむぎと同一のモデルにアレンジを加えたものとなっている点に、若干の影響が見て取れる。初配信時動画の22:00あたりから言及がある。
  24. ただしその時期においても、ピンキーweb氏と直接会わずにオナニー配信したまひるのろっこや、Fantiaなどへの自撮りエロ画像・動画の投稿も活発な七星ポーラのような例もあるため、必ずしも特徴全てを言い当てていた訳ではない。
  25. 2023年6~9月に加入していた猫原いおり、2023年7月に加入した夜月あげはあたりからR18ライブ配信が増加している。
  26. 時間帯によっては複数メンバーが同時に配信していることもある。
  27. 従前あったアカウントとは別。2025年3月稼働開始。
  28. 従前あったアカウントは2024年10月5日に原因不明の凍結処分となり、同年11月30日をもって閉鎖扱いとなった。このアカウントは2025年1月に再起動したもの。
  29. 例えばDLsiteでは、当初サークル「ピンキーweb」の中のシリーズとして「ポータルプロ」が生まれ、その後にサークルとしての「ポータルプロ」が登録されている。