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'''withny Festa'''とは、[[withny]]が主催する'''「世界初のR18メタバースイベント」'''である。 | '''withny Festa'''とは、[[withny]]が主催する'''「世界初のR18メタバースイベント」'''である。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
メタバース空間内に構築された和風の花街(遊郭)ワールド「バーチャル夜祇原(Yoshiwara)」に、withnyで活動する配信者たちの店(個人ブース)が立ち並び、ユーザーはワールド内をアバターの姿で自由に散策しながら、気になる配信者の店を訪れたり<ref>ブース内からwithny内の配信者ページにジャンプすることも可能。</ref>、他のユーザーとの交流を楽しんだりすることができる。[[VRChat]]ユーザーにとっては「バーチャルマーケット(VKet)のアダルト配信者版」、そうでないユーザーにとっても「オンラインゲームの町やロビーをひとつ丸ごとwithny一色に染め上げたもの」と言えば比較的わかりやすい。 | |||
会場はブラウザベースのメタバースプラットフォーム「Vket Cloud」上に用意されており、ユーザーは専用のアプリや機器を用意する必要なく、PCやスマートフォンから手軽に参加可能<ref>ただしスマートフォンの場合はそれなりの3D描画性能が必要となる。</ref>。 | 会場はブラウザベースのメタバースプラットフォーム「Vket Cloud」上に用意されており、ユーザーは専用のアプリや機器を用意する必要なく、PCやスマートフォンから手軽に参加可能<ref>ただしスマートフォンの場合はそれなりの3D描画性能が必要となる。</ref>。 | ||
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その一方で、VKetの運営元である株式会社HIKKY自身はメタバースでのアダルトコンテンツ利用について否定的ではなく、自社の提供する単体ワールド完結型のメタバースプラットフォーム「Vket cloud」においては条件付きでアダルトサイトへのリンクを許可しており<ref>[https://account.vket.com/terms#vket-cloud-guideline Vket Cloudサービスの利用・公開・商用利用ガイドライン]</ref>、そこにwithnyが参入した結果、世界初のR18メタバースイベントとしての開催が可能となった。なお、HIKKYは本イベントの運営そのものにも協力している。 | その一方で、VKetの運営元である株式会社HIKKY自身はメタバースでのアダルトコンテンツ利用について否定的ではなく、自社の提供する単体ワールド完結型のメタバースプラットフォーム「Vket cloud」においては条件付きでアダルトサイトへのリンクを許可しており<ref>[https://account.vket.com/terms#vket-cloud-guideline Vket Cloudサービスの利用・公開・商用利用ガイドライン]</ref>、そこにwithnyが参入した結果、世界初のR18メタバースイベントとしての開催が可能となった。なお、HIKKYは本イベントの運営そのものにも協力している。 | ||
==イベント展開と文化的意義== | |||
withny Festaは、単なるプラットフォーム主催のイベントにとどまらず、AVTuber文化の可視化と共同体形成において中心的な役割を担っている。 | |||
2024年の[[withny Festa 2ND in 2024|2nd]]以降は約100名規模の配信者が参加する大型イベントへと発展し、メタバース空間・リアル会場・配信企画を横断する複合的な催事として展開されている。 | |||
さらに2025年の[[withny Festa 3rd in 2025|3rd]]では約120名規模に拡大し、事前企画(ドラフト祭り)を含む長期的なプロジェクトとして運営されるなど、単発イベントの枠を超えた文化的基盤としての性格を強めている。 | |||
これらのイベントの特徴として、以下の点が挙げられる。 | |||
*'''メタバース空間の活用(1st~)''' | |||
:ブラウザベースの仮想空間上に配信者の「店舗」<ref>「店舗」からは各配信者の通常の配信チャンネルにリンクしている。</ref>や交流空間を構築し、ユーザーが回遊する構造を採用している。 | |||
:これは従来のライブ配信の「一方向的視聴」を超え、AVTuberを中心とした疑似的な街・歓楽空間を形成する試みである。 | |||
*'''リアルイベントとの接続(2nd~)''' | |||
:即売会形式のリアルイベントを併設することで、バーチャル文化と現実空間の接続を図っており、AVTuber文化の物理的な実在性を補強している。 | |||
:なお即売会形式であるためAVTuber本人が顔出しで売り子を務めるケースもあり<ref>[[ポータルプロ]]所属メンバー、[[夏芽みのり]]、[[如月せり]]など。</ref>、一般VTuberのリアルイベントとは大きく様相を異にしている<ref>[[井栗まろん]]や[[rudder one]]所属メンバーのようにアバターを用いてのモニター越しでの交流形式もある。</ref>。 | |||
*'''プラットフォーム横断的連携(1st~)''' | |||
:FANZA同人など外部サービスとのコラボレーションも行われており、コンテンツ販売・音声作品・企画配信など、AVTuber文化を周辺産業と接続する役割を担っている。 | |||
*'''新人発掘システム形成(3rd)''' | |||
:新規配信者の発掘・育成(ドラフト祭り)をイベント内に組み込むことで、文化の再生産機構として機能している。 | |||
===文化的アイコンとしての位置づけ=== | |||
withny Festaは、単なるプラットフォーム主催イベントにとどまらず、AVTuber文化における「年中行事」的な性格を持つに至っている。 | |||
AVTuberは個人活動の集合体として成立している側面が強く、従来は業界全体を横断する共通の象徴的イベントが存在しなかった。その中でwithny Festaは、 | |||
*配信者の横断的集合 | |||
*ファンコミュニティの同時的参加 | |||
*メタバース・リアル・配信の統合 | |||
を実現することで、分散傾向が強いAVTuber文化を一時的に集約・可視化する装置として機能している。 | |||
この意味において、withny FestaはAVTuber文化におけるアイコンとしての役割を帯び始めていると評価できる。 | |||
==1st== | ==1st== | ||
2023年11月26日(日) | 2023年11月26日(日)開催<ref>https://ci-en.dlsite.com/creator/20596/article/992863#f38310bdb6</ref>。 | ||
クラウドファンディング返礼品は「枡」と「絵馬」。 | |||
開催報告は[https://www.withny.fun/news/withnyfesta 公式サイト]を参照。 | 開催報告は[https://www.withny.fun/news/withnyfesta 公式サイト]を参照。 | ||
==2nd== | ==2nd== | ||
2024年8月18日(日) - 2024年8月25日(日) | 2024年8月18日(日) - 2024年8月25日(日)の日程で開催<ref>https://www.withny.fun/news/festarelease</ref>。 | ||
クラウドファンディング返礼品は「ミニタオル」と「団扇」。 | |||
またこれを盛り上げるために、2024年6月5日から毎週水曜日に公式宣伝番組「[[週刊withny Festa]] | 8月24日にはリアイベも開催された<ref>https://ci-en.dlsite.com/creator/20596/crowdfunding/697</ref>。場所は綿商会館 1階&4階(東京都中央区日本橋富沢町8-10)、入場料は3000円(先行入場特典付き前売券あり)。 | ||
またこれを盛り上げるために、2024年6月5日から毎週水曜日に公式宣伝番組「[[週刊withny Festa]]」が配信された。 | |||
'''本イベントの詳細は[[withny Festa 2ND in 2024]]の記事を参照。''' | '''本イベントの詳細は[[withny Festa 2ND in 2024]]の記事を参照。''' | ||
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ついに開催となった第3回目大きくなったら行いたいと話していたが、行う事となった。 | |||
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2026年3月29日 (日) 00:28時点における最新版
withny Festaとは、withnyが主催する「世界初のR18メタバースイベント」である。
メタバース空間内に構築された和風の花街(遊郭)ワールド「バーチャル夜祇原(Yoshiwara)」に、withnyで活動する配信者たちの店(個人ブース)が立ち並び、ユーザーはワールド内をアバターの姿で自由に散策しながら、気になる配信者の店を訪れたり[1]、他のユーザーとの交流を楽しんだりすることができる。VRChatユーザーにとっては「バーチャルマーケット(VKet)のアダルト配信者版」、そうでないユーザーにとっても「オンラインゲームの町やロビーをひとつ丸ごとwithny一色に染め上げたもの」と言えば比較的わかりやすい。
会場はブラウザベースのメタバースプラットフォーム「Vket Cloud」上に用意されており、ユーザーは専用のアプリや機器を用意する必要なく、PCやスマートフォンから手軽に参加可能[2]。
運営費用はクラウドファンディングによって賄われ、出資者は応援したい配信者の名前付きプランに対して出資することで、その配信者の特製グッズを返礼品として得ることができる。
そもそもは、2023年6~7月頃、withny内部で「生成AIで3D空間を作れるのではないか」というアイデアが出てきたところに端を発する[3]。結局そのアイデア自体は実現不可能と判断されたものの、3D空間を使ったイベント実施に話が変わっていき、クリエイターが集まって3か月程度で準備を整え開催にこぎつけたという。
また、VRChatを始めとする大手メタバースサービスの殆どは、アダルトコンテンツの利用を(公的な場では)禁止しており、そのため2020年代に入ってメタバースが大きな注目を浴びる時代となっても、表立ってアダルトコンテンツを前面に押し出した大規模なメタバースイベントは開催されていなかった。
その一方で、VKetの運営元である株式会社HIKKY自身はメタバースでのアダルトコンテンツ利用について否定的ではなく、自社の提供する単体ワールド完結型のメタバースプラットフォーム「Vket cloud」においては条件付きでアダルトサイトへのリンクを許可しており[4]、そこにwithnyが参入した結果、世界初のR18メタバースイベントとしての開催が可能となった。なお、HIKKYは本イベントの運営そのものにも協力している。
withny Festaは、単なるプラットフォーム主催のイベントにとどまらず、AVTuber文化の可視化と共同体形成において中心的な役割を担っている。
2024年の2nd以降は約100名規模の配信者が参加する大型イベントへと発展し、メタバース空間・リアル会場・配信企画を横断する複合的な催事として展開されている。
さらに2025年の3rdでは約120名規模に拡大し、事前企画(ドラフト祭り)を含む長期的なプロジェクトとして運営されるなど、単発イベントの枠を超えた文化的基盤としての性格を強めている。
これらのイベントの特徴として、以下の点が挙げられる。
- メタバース空間の活用(1st~)
- ブラウザベースの仮想空間上に配信者の「店舗」[5]や交流空間を構築し、ユーザーが回遊する構造を採用している。
- これは従来のライブ配信の「一方向的視聴」を超え、AVTuberを中心とした疑似的な街・歓楽空間を形成する試みである。
- リアルイベントとの接続(2nd~)
- 即売会形式のリアルイベントを併設することで、バーチャル文化と現実空間の接続を図っており、AVTuber文化の物理的な実在性を補強している。
- なお即売会形式であるためAVTuber本人が顔出しで売り子を務めるケースもあり[6]、一般VTuberのリアルイベントとは大きく様相を異にしている[7]。
- プラットフォーム横断的連携(1st~)
- FANZA同人など外部サービスとのコラボレーションも行われており、コンテンツ販売・音声作品・企画配信など、AVTuber文化を周辺産業と接続する役割を担っている。
- 新人発掘システム形成(3rd)
- 新規配信者の発掘・育成(ドラフト祭り)をイベント内に組み込むことで、文化の再生産機構として機能している。
withny Festaは、単なるプラットフォーム主催イベントにとどまらず、AVTuber文化における「年中行事」的な性格を持つに至っている。
AVTuberは個人活動の集合体として成立している側面が強く、従来は業界全体を横断する共通の象徴的イベントが存在しなかった。その中でwithny Festaは、
- 配信者の横断的集合
- ファンコミュニティの同時的参加
- メタバース・リアル・配信の統合
を実現することで、分散傾向が強いAVTuber文化を一時的に集約・可視化する装置として機能している。
この意味において、withny FestaはAVTuber文化におけるアイコンとしての役割を帯び始めていると評価できる。
2023年11月26日(日)開催[8]。
クラウドファンディング返礼品は「枡」と「絵馬」。
開催報告は公式サイトを参照。
2024年8月18日(日) - 2024年8月25日(日)の日程で開催[9]。
クラウドファンディング返礼品は「ミニタオル」と「団扇」。
8月24日にはリアイベも開催された[10]。場所は綿商会館 1階&4階(東京都中央区日本橋富沢町8-10)、入場料は3000円(先行入場特典付き前売券あり)。
またこれを盛り上げるために、2024年6月5日から毎週水曜日に公式宣伝番組「週刊withny Festa」が配信された。
本イベントの詳細はwithny Festa 2ND in 2024の記事を参照。
3rd
ついに開催となった第3回目大きくなったら行いたいと話していたが、行う事となった。
本イベントの詳細はwithny Festa 3rd in 2025の記事を参照。
- ↑ ブース内からwithny内の配信者ページにジャンプすることも可能。
- ↑ ただしスマートフォンの場合はそれなりの3D描画性能が必要となる。
- ↑ 【withnyFesta2nd】運営ウィズっちさんに突撃インタビュー!5:15あたりから言及がある。
- ↑ Vket Cloudサービスの利用・公開・商用利用ガイドライン
- ↑ 「店舗」からは各配信者の通常の配信チャンネルにリンクしている。
- ↑ ポータルプロ所属メンバー、夏芽みのり、如月せりなど。
- ↑ 井栗まろんやrudder one所属メンバーのようにアバターを用いてのモニター越しでの交流形式もある。
- ↑ https://ci-en.dlsite.com/creator/20596/article/992863#f38310bdb6
- ↑ https://www.withny.fun/news/festarelease
- ↑ https://ci-en.dlsite.com/creator/20596/crowdfunding/697