AVTuber
AVTuberとは、主に成人向け動画の配信を特徴とするバーチャルYouTuber(VTuber)の一種である。「アダルトバーチャルYouTuber[1]」の略称。
AVTuberの一覧については、AVtuber一覧、グループについてはグループ一覧などを参照。
AVTuberとは[edit | edit source]
バーチャルYouTuberと同様のアバターを持ち、成人向け動画の配信・販売を特徴とするバーチャルYouTuberのことをAVTuberと呼称する(下記「AVTuber Wikiでの扱い」も参照)。ただし、単に成人向け動画の配信を行っていることをもってAVTuberとするのではなく、本人の自称もAVTuberとして呼称するにあたり必要であると考える見解もある。
「AVtuberどエロライフ」では、
AVtuberはまだ登場したばかりで、個々人で定義が曖昧なカテゴリーと認識しております。
当サイトでは2022年11月時点で以下の三つのいずれかに該当すればAVtuberと定義しております。
1.健康器具や胎内回帰など性的な配信をしている。
2.アダルトコンテンツ(R18)を提供している。
3.AVtuberと自称している。
しかし早々にカテゴリーを否定してしまい申し訳ありませんが、もっとも肝心なことは客観的に致せるか否か、抜けるか否かとも考えております。肩書きや名前に惑わされず、シンプルで根源的なそれを、我々は忘れてはなりません。[2]
と定義しているが、「バーチャル風俗店X-Oasis」のように風俗店活動をメインとし、配信を主としないような、「1」の定義からやや離れるAVTuberグループも存在する(とはいえwithny festaへの参加などその実態はAVTuberに十分近い)。
英語圏では日本で言うAVTuberに相当する語として、lewdtuber(lewd:エロい、わいせつな)などの表記も見られるが、あまり一般的ではない(このカテゴリに当てはまるVTuberとしてプロジェクトメロディなどが挙げられる)。一方でVAllureのように「AVTuber」という語を使う例も見られる。
歴史[edit | edit source]
バーチャルYouTuberの黎明期からアダルトコンテンツに親和性の高いバーチャルYouTuberは存在しており、2018年2月14日デビューの万楽えねなどが代表にあたる。この2018年は後に「バーチャルYouTuber四天王」と呼ばれる五人に加えて、にじさんじ一期生、ホロライブ0期生がそろい踏みするなど「バーチャルYouTuber元年」とも呼ぶべき年であった。
その翌2019年にAVTuberは大きく前進。2019年4月5日にポータルプロ・つむぎがデビューし、現在も続く「アダルトコンテンツを配信するVTuber」という意味での「AVTuber」の原形を示した。これは、確認できる限りVTuberの技術を使ってアダルトコンテンツを配信した最初の例と考えられている。
さらに、7月29日にえもえちプロダクション・柚木凛がデビューし、AVTuberという語を作出。これをきっかけに一挙に「AVTuber時代」が幕を開けた。
しかし、YouTubeにおいてはAVTuberは多くがBAN対象となり、AVTuberの運営はYouTube以外の収益源を模索せざるを得なくなった。その中でTwitch・FC2・withnyへの移住や、Ci-enやFantia等での月額課金に活路を見いだすなど、現在に至るまで試行錯誤が続いている。
海外では2020年2月7日にプロジェクトメロディが配信を開始[3]し、VTuberの身体を持つカムガールという、日本で言うAVTuberと同等の活動を始めている。
2020年4月21日、PinkPunkProが設立。
2021年10月、withnyがオープン。待ち望まれていた新プラットフォームが誕生した。
一方で2022年には、colorful magicが炎上の末、年末に活動休止を発表するなどトラブルも発生した[4]。
2023年12月31日には、英語圏で初の「AVTuber」を名乗るグループ・VAllureが始動。英語圏で「AVTuber」の語を使った初の例となった。
言葉としての「AVTuber」の起源[edit | edit source]
AVTuberの歴史は上述のとおりであるが、言葉としての「AVTuber」は2018年頃にはTwitter上で自然発生的に使われていた形跡がある。そして「AVTuber」の言葉の初出は、2018年2月14日にYouTubeに投稿された、ハロクリ所属企業系Vtuber・響木アオの自己紹介動画【自己紹介】響木アオです♡のコメント欄および同動画に言及したいくつかのツイートだと推測される[5]。
なお、AVTuberではない響木アオの動画が起源となった理由は、この動画が「新人デビューしたセクシー女優へのインタビューシーン」そのままのフォーマットで作られていたためだと思われる。
年表[edit | edit source]
2016年[edit | edit source]
- 11月29日 - キズナアイデビュー
2017年[edit | edit source]
- 10月27日 - ミライアカリデビュー
2018年[edit | edit source]
- 2月14日 - 万楽えねデビュー
2019年[edit | edit source]
- 4月5日 - ポータルプロ・つむぎデビュー
- 7月7日 - プロジェクトメロディ開始(初配信は2020年2月7日)
- 7月29日 - えもえちプロダクション・柚木凛デビュー
2020年[edit | edit source]
- 4月21日 - PinkPunkPro設立
- 5月10日 - Unreal Night Girls始動
2021年[edit | edit source]
2022年[edit | edit source]
- 7月29日 - 柚木凛引退
- 11月4日 - AVtuberどエロライフ公開
- 12月31日 - colorful magic活動休止
2023年[edit | edit source]
- 11月26日 - withny Festa第一回開催
- 12月31日 - VAllureプロジェクト始動
2024年[edit | edit source]
- 6月29日 - AVTuber Wiki設立
- 8月18日 - withny Festa 2ND in 2024開催(25日まで)
AVTuber Wikiでの扱い[edit | edit source]
AVTuber Wikiでは、自称の有無にかかわらず、「何らかのアダルトコンテンツを配信・販売しているバーチャルYouTuber」をAVTuberまたはその関係者として掲載しており、また、AVTuber本人のみならず関係者も掲載している。そのため、このWikiに収録されている人物は一般にAVTuberと呼ばれていない可能性もある。一方で、個別記事では(できるだけ)自称を優先してAVTuberないしVtuberの呼称を使っている。そのため、個別記事では必ずしもAVTuberとして記載されているとは限らない(例えばRincaなどはXのプロフィールを優先してVTuber扱いとなっており、また、ささがにえんもは本人の指摘によりAVTuberではない扱いとなっている……がAVTuberを名乗ることもあり、このように呼称は必ずしも一定するわけではない)。
関連項目[edit | edit source]
注釈[edit | edit source]
- ↑ 「AVTuber」の「Tuber」はまぎれもなく「YouTuber」の略ではあるが、YouTubeの項を参照すると分かるように、YouTubeにもはや依存していないAVTuberが大半である。
- ↑ https://avtuber.doerolife.com/what-is-avtuber/
- ↑ アカウント登録は2019年7月7日に行われている。
- ↑ https://yutura.net/news/archives/85457
- ↑ この日以前のTwitterを検索しても有意な結果が返ってこないため、この動画へのコメントが初出か、そうでなくとも初出に極めて近いと判断した。